全英女王の渋野日向子(20=RSK山陽放送)は第2日に、5バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダー137、通算7アンダーで、9位となった。
同組の前年覇者のユ・ソヨン(柳簫然)と16、17年覇者の畑岡奈紗はともに通算10アンダー、ホールアウト時点で2位タイだった。
日刊スポーツでは渋野が全英女子オープンを制覇して帰国後すぐの北海道meijiカップから、各ホール詳細をお伝えする「1打速報」を実施している。
第2日 アウト3224ヤード=パー36、イン3255ヤード=パー36
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パ ー | 5 | 4 | 3 | 4 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 36 |
渋 野 | ・ | ・ | ・ | △ | ・ | ○ | ○ | ○ | ・ | 34 |
ホール | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パ ー | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 5 | 36 |
渋 野 | ○ | △ | ・ | ・ | ・ | ・ | △ | ○ | ・ | 36 |
※・はパー、◎はイーグル、○はバーディー、△はボギー、□はダブルボギー
10番410ヤード、パー4=バーディー
朝日が差し込むスタートホールの10番には、朝から大勢のギャラリーがつめかけた。
渋野、畑岡とも5アンダー。柳は4アンダーからのスタート。
渋野のティーショットは左ラフ。
第2打はピン手前2メートルのチャンスにつけた。
先に同組の柳が、約10メートルの長いバーディーパットを沈めて会場が沸く。
渋野も2メートルを入れて、朝からバーディー発進。
畑岡はパー。
11番344ヤード、パー4=ボギー
渋野のティーショットはフェアウエーへ。
池の手前から打った距離の短いアイアンショットは、珍しくミスショットとなり、グリーン奥のバンカーへ。
バンカーからの第3打は、ピンまで約3メートル。
このパーパットは1メートルオーバーし、ボギー。
畑岡は第2打をピンそば30センチによせて、このホールをバーディー。
12番175ヤード、パー3=パー
池超えのショートは、第1打をピンの右、約15メートル。
長いパットを、ピンそば約30センチにピタリ。
お先のパーとする。
13番362ヤード、パー4=パー
左曲がりのパー4は、第2打をパーオン。
手前から約4メートルのバーディーパットは、惜しくもカップに蹴られパー。
畑岡は奥からの約2.5メートルのパットを入れてバーディー。畑岡は通算7アンダーで、首位に迫る。
14番509ヤード、パー5=パー
日差しが強くなる。
ロングホールは、2オンを狙った第2打がグリーン手前のエッジへ。
渋野のアプローチの第3打は、ピン奥1メートル半のチャンスにつける。
下りのバーディーパットは1メートルオーバーし、会場はため息が漏れる。
畑岡は2メートルのバーディーパットを沈め、2連続バーディー。通算8アンダーとし、この時点で首位を捉える。
15番416ヤード、パー4=パー
フェアウエーからの第2打は、グリーン右のカラーへ。
パターで打った約4メートルのバーディーパットは、惜しくも外れパー。
渋野は通算5アンダーのまま。
16番167ヤード、パー3=ボギー
ショートホールでピンは右。
第1打は左に飛び、ピンから約15メートル。
長いバーディーパットは、渋野にしては、珍しく約2メートルショート。
パーパットも外してボギー。
通算4アンダーに後退。
畑岡とは4打差となる。
17番372ヤード、パー4=バーディー
フェアウエーからパーオン。
ピン右から約2メートル半のバーディーパットを沈め、通算5アンダーに戻す。
18番500ヤード、パー5=パー
前半の最終18番には、大勢のギャラリーが待ち受けた。
渋野、畑岡ともにパーで、柳は2連続バーディー。
畑岡は通算8アンダーの首位。
柳は通算6アンダーの8位。
渋野は通算5アンダーの12位で、
後半の残り9ホールに入った。
1番558ヤード、パー5=パー
後半に入った渋野は1番をパーとする。
勢いに乗る畑岡は、バーディーを奪って通算9アンダー。
畑岡はこの時点で大里桃子、ペ・ヒギョンと並ぶ首位。
2番361ヤード、パー4=パー
打ち下ろしの右ドッグレッグホールは、渋野、畑岡ともにパー。
3番186ヤード、パー3=パー
砲台グリーンの手前に大小4つのバンカーがあるパー3。
このホールも渋野はパー。畑岡もパー。
4番375ヤード、パー4=ボギー
正面に池のあるパー4で、ボギー。
通算4アンダーに後退。
畑岡はパー。
5番386ヤード、パー4=パー
渋野は2オン2パットのパー。
なかなか伸ばせない展開が続く。
6番492ヤード、パー5=バーディー
ティーショットはフェアウエー中央。
第2打は目の前に木があり、視界を遮る。
刻んだ畑岡とは対照的に、渋野は攻めて2オン。
左から約5メートルのイーグルパットは外し、お先のバーディー。
渋野は通算5アンダー。
畑岡もバーディーで通算10アンダー。
柳はイーグルで通算9アンダーとする。
7番390ヤード、パー4=バーディー
フェアウエーからピン左へ2オン。
グリーンには無数のトンボが舞う。
約5メートルの上りのバーディーパットは、最後のひと転がりでカップに沈む。2連続バーディーに大歓声に包まれる。
8番148ヤード、パー3=バーディー
強いフォローの風が吹く。
渋野は慎重に第1打を、ピンの左、約1.5メートルにつける。
続いて畑岡が打つ際には、気まぐれな風がピタリとやむ。
畑岡の第1打はピンの手前、約7メートル。
渋野はこれを沈め、3連続バーディー。通算7アンダーまで伸ばして最終ホールへ。
畑岡は2パットのパー。
9番328ヤード、パー4=
ピンはグリーン手前。
手前のエッジからのアプローチはオーバー。
約2メートルのバーディーパットを外しパー。
通算7アンダーで、9位。
畑岡と柳もパーで通算10アンダー。
ホールアウト時点で2位。