清水、ワシントン封じは「離れて守れ!」
怪物は離れて守れ!清水は明日12日にアウエーで東京Vと対戦、相手FWワシントン対策がカギを握る。DF斉藤俊秀(31)森岡隆三(29)は、日本デビュー2戦3発の「怪物」に対して、マンマークよりも組織的守備を強調。過剰に意識することは不要とした。元同僚DFロジェーリオの助言もあって、適宜な距離を保って、バランスを崩さないプレーで、今季初勝利を狙う。
森岡は「強くいくときもあるけど、変にくっつくよりは間合いを取っていきたい」と、ワシントン対策を頭に描いた。ゼロックススーパー杯で日本代表DF中沢のマークを受けながら得点を決めるなど、怪物FWは早くも対戦相手にとって脅威的な存在。ゴール前で仕事をさせないことが勝利への近道となる。
清水には心強い情報源がいる。昨年までブラジルのアトレチコ・パラナエンセで怪物FWと同僚だったロジェーリオだ。この日も、給水中の森岡、斉藤のセンターバックコンビに突然、身ぶり手ぶりを交えてワシントンのプレーの特徴を伝授。「彼は相手のDFを手でブロックしながら、最後はターンしてゴールを決める」。DFを背負ってから巧みに振り切る得意パターンを演じて見せ、むやみな接近戦は不要とした。
マンマークでガツガツぶつかっていくのは、むしろ逆効果のよう。「サッカーは1人対1人じゃない。全体を見ないと」と斉藤も、必要以上にワシントンを意識すると、ほかの選手にすきを与える危険性を示唆。「得点を決めるポジションなどは決まっている。確率の高いところを与えないようにしていきたい」。ミーティングで得点シーンを確認し、組織的な守備で網にかけるつもりだ。
長谷川監督も「ワシントン対策? 90分で1分間しかプレーしていないのに、研究してもしょうがないでしょう」と豪快に笑った。怪物に振り回されず、うまく距離を保ちながら、封じれば初勝利は見えてくる。【松本俊】
[2005/3/11/11:16 紙面から]
写真=給水しようとする森岡(右)への「東京VのFWワシントン対策」伝授に力の入るロジェーリオ
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