「JR HAKATA CITY Presentsレスリングどんたく2024」(5月3、4日、福岡国際センター)で行われる5大王座戦(IWGP世界ヘビー級、IWGP GLOBALヘビー級、NEVER無差別級、NJPW WORLD認定TV、IWGPタッグ)の公開調印式が2日、JR博多駅前広場で行われた。

ニック・ネメスのIWGP GLOBALヘビー級王座に挑戦する“社長”棚橋弘至は「改めまして“新日本プロレス100年に一人の逸材”棚橋弘至です。明日(3日)はシングルマッチで、タイトルマッチで、久しぶりのメインイベント」と話したところで、聴衆からの拍手が少なかったので「メインイベント!」と強調。するとファンから大拍手が巻き起こった。

棚橋は「あのう、皆さんもうご存じかもしれませんけども、僕はシングルマッチで、メインイベントで、タイトルマッチという条件がそろうと、急に強くなります。明日はタイトル以外にももうひとつ、(相手は)超カッコイイ……超カッコイイんで、超ハンサムなんで、そこにおいても、その部分においても、負けないように、全力で頑張ります」とビジュアル面でも負けないと誓った。

一方の王者ネメスは「「 明日は私の19年のキャリアの中でもとても幸運な日を迎えると感じてます。5歳の時にプロレスラーになるという夢を抱いてプロレスラーになり、数多くのことを経験してきましたけど、明日はさらなる夢が叶います。試合ではどのようなことが起こるかわかりませんけど、その試合で私の夢が叶うのです。その試合で、私のヒーローであるタナハシとチャンピオンシップで闘うのです。実現するとは全く思ってなかった試合です。今から非常に興奮してます」と棚橋がヒーローだったと告白。

続けて「私はこのベルトを勝ち取った瞬間から、世界各地いろんな所を回って防衛を重ねようと思っていました。その中でタナハシと闘うことが私の夢の一つでした。(棚橋の負傷で防衛戦の予定が流れたが)タナハシが100パーセントの状態に戻るまで待ってました。明日、その日が訪れるということに興奮を隠しきれません」と意気込んだ。

ネメスは「これは数多くあるタイトルの中のベルトの一つではなく、私にとっては人生そのものでありますし、19年間のキャリアの集大成でもあります。そんなベルトを懸けて、明日はレジェンドであるタナハシと闘います。それはすごく名誉なことですし、誇らしいことです。ただ闘って終わりというのではなく、敬意を持って彼を倒すことで、このタイトルの価値はさらに上がります」と話し、「明日、勝利したのち、タナハシの目を逸らすことなく真っすぐ見て、『サンキュー』と言わせてもらいます。ただそれは、私の方があなたより上回っていることの表れでもあります」と自信を見せていた。