留学生池元、U19日本代表選出へ
アルゼンチンリーグ・リバープレートFW池元友樹(19=東福岡高出)が、近日中に発表されるU−19日本代表アジア遠征メンバーに選出されることが29日、明らかになった。池元は、ベリンツォーナ国際ユース大会(8日〜12日、スイス)で連覇に貢献。U−23日本代表FW平山らを擁する日本高校選抜にも2連勝するなど、活躍が認められての初招集となった。Jリーグに所属せず、海外に留学した選手の代表招集は極めて異例だ。
昨年1月、目標のプロ入りをかけ新天地へ旅立った池元がついにビッグチャンスをつかんだ。アルゼンチンリーグ関係者によると、ベリンツォーナ国際ユース大会後、日本サッカー協会がリバープレートに、池元の代表招集を書面で打診。リバープレート側は28日に受諾の返事をしたという。
地球の反対側、アルゼンチンで、言葉も通じない中孤軍奮闘してきた。日本でJリーグに所属する選手と違い、代表スタッフを始め日本の関係者の目に触れる機会は、ほとんどない。それでも「日本に戻ってプロになりたい」という夢を目指し、所属する5軍のアマチュアリーグで得点を積み重ねてきた。
そして今年、アマチュア最終年代にあたる4軍に昇格、ベリンツォーナ国際ユース大会メンバーに選ばれた。その唯一無二のアピールの機会に池元は燃えた。日本高校選抜との2戦こそ無得点も、準決勝のベンフィカ(ポルトガル)戦で1ゴール1アシストと、3−0勝利の立役者となった。
その姿を、日本から訪れたJ5クラブのスカウト、そして日本サッカー協会関係者が見守っていた。協会関係者は全試合を観戦、リポートを提出しており、それが今回の代表招集につながったことは間違いない。すでにJ複数クラブも興味を示しており、今回の代表選出は池元の夢を、現実へ大きく後押ししそうだ。
高校時代から知る平山とのコンビが実現すれば、高さの平山にスピーディーな突破の池元という、理想的な2トップが完成する。アルゼンチン仕込みの両足で、人生の新たな扉を開いた池元は、3月のU−19日韓戦で決定力不足を露呈した日本代表の、究極の秘密兵器となる。
[2004/4/30/09:38 紙面から]
写真=ベリンツォーナ国際ユースを制して、仲間と喜ぶリバープレートの池元(中央)とイレブン=12日
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