代表引退バッジオに観客総立ち/親善試合
<国際親善試合:イタリア1−1スペイン>◇28日◇イタリア、ジェノバ
MFロベルト・バッジオ(37=ブレシア)の引退記念試合となったイタリア−スペイン戦は1−1の引き分けだった。
スタンディングオベーションがやまなかった。主役はイタリアの至宝バッジオ。先制したスペインFWトーレスも同点弾を決めたFWビエリも引き立て役でしかなかった。
99年3月のベラルーシ戦以来、5年ぶりの代表戦も存在感は際立っていた。前半20分、FWビエリがヘディングで落としたボールをキープすると、スペインDF3人を抜き去り、後方のMFペロッタにパス。スタンドからは感嘆のため息がもれた。同44分にはゴール前のビエリへループパス。その1分後にはピルロのFKをヘディングシュートと、何度も見せ場をつくった。後半から主将のDFカンナバロが退くと、バッジオがキャプテンマークをつけチームを引っ張った。同42分、ピッチを去る際には涙を浮かべてサポーターにあいさつした。テレビ視聴率は40・2%。1150万人が見た計算になる。
トラパットーニ監督も感慨深げに見守ったが、欧州選手権など今後の選考については「私は世論に左右されない」とキッパリ。バッジオも「欧州選手権に呼ばれればうれしいが、呼ばれなければ仕方がない」とあきらめムード。国内外を沸かせてきた男が世界のひのき舞台から身を引く。(ジェノバ=波平千種通信員)
[2004/4/30/09:38 紙面から]
写真=後半42分、交代でピッチを去るバッジオは観客のスタンディングオベーションに対して、手を上げて応えた(AP)
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