今季限りで引退するアイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(40)は、ホームのライプチヒ戦に2-2の後半アディショナルタイムから出場した。ホームのサポーターにスタンディングオベーションで迎えられ、最後のピッチに立った。試合は2-2のまま終了した。
「ハセベコール」が送られた中、登場したレジェンドは、ボランチの位置で出場した。ブンデスリーガでアジア選手歴代最多記録をさらに更新する通算384試合目。ボールに絡むことはほぼなかったが、試合終了の笛が鳴ると、笑顔を見せた。
試合後、同じ背番号20のユニホームを着た子どもたち2人が長谷部のもとへ駆け寄った。長谷部は優しく抱き寄せると、涙を浮かべた。
藤枝東高から2002年にJ1浦和に加入。主力としてJ1やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を果たすと08年にドイツへ渡った。ウォルフスブルクで1部リーグ優勝に貢献。ニュルンベルクを経て14年からEフランクフルトでプレーした。
4月の記者会見では「ドイツは第2の故郷だし、アイントラハトはもちろん僕のクラブ」と強い愛情を口にした。今後もクラブに残り、指導者の道へ進むことになる。
日本代表では国際Aマッチ114試合出場、2得点をマーク。そのうち歴代最多の81試合で主将を務め、FIFAワールドカップ(W杯)には10年南アフリカ大会から3大会連続出場。ベスト16入りした18年ロシア大会を最後に代表から引退した。

