土肥は悪くな〜い
東京の治安守った「元気のでる」GK!6失点なけりゃ防御率0点台
「こことここの失点については何とかならないでしょうか」。そんな声が聞こえそうだ。土肥は味方のオウンゴール(OG)で1、PKで5失点を喫している。今季の通算失点は31で防御率1・03で、この6失点がなければ「GKの勲章」である防御率0点台になっていた。悔やまれるところだろう。
野球の投手なら防御率は「自責点」で計算される。ところが、サッカーはそうではない。OGでもPKによるものでも、同じように「失点」として防御率に反映されてしまうのだ。GKにはつらいところだ。
もう1つ気の毒だったことがある。東京の一員として臨んだRマドリードとの親善試合で、ベッカムに「レアル移籍後初ゴール」の直接FKを決められている。「そこらの選手のPKよりもよっぽど精度が高い」といわれるベッカムのFKも、災難失点の1つだったかもしれない。
| GK「災難失点」ランキング |
| 順位 |
GK |
所属 |
数 (OG、PK) |
| (1) |
土肥 |
東京 |
6(1、5) |
| (2) |
曽ケ端 |
鹿島 |
5(2、3) |
| (3) |
松代 |
G大阪 |
4(1、3) |
| (3) |
櫛野 |
市原 |
4(1、3) |
| (5) |
黒河 |
清水 |
3(2、1) |
| (5) |
掛川 |
神戸 |
3(0、3) |
| (5) |
岩丸 |
神戸 |
3(2、1) |
| (5) |
多田 |
C大阪 |
3(0、3) |
|
だからといって悪いシーズンだったということではない。4年連続J1全試合出場を達成し、連続試合出場は120にまで伸びた。いずれも現役最長だ。しかも、今季は日本代表に初選出。30歳になったシーズンは「いろいろあった」シーズンだったのだ。
熊本・大津高卒業時にはプロになれるような選手ではなかった。日本テレビ系で放送された「天才たけしの元気が出るテレビ」の企画「サッカー予備校」をきっかけに、柏の前身である日立入りを果たし、プロへの道が開けたという異色のキャリアを持つ。その後も移籍などを経験し、やっと東京で正守護神になった。「いろいろあった」のは何も今年に限らない。これからも、その闘志あふれるプレースタイルで、いろいろと見せてくれそうだ。
【小西弘樹】
| 土肥の「災難失点」 |
| 月・日 |
相手 |
時間 |
状況 |
種類 |
試合結果 |
寸評 |
| 3・22 |
柏 |
後8 |
1−0 |
PK |
2○1 |
今季初失点がPK |
| 4・5 |
東京V |
後23 |
0−0 |
PK |
1●2 |
2試合連続のPK |
| 8・23 |
名古屋 |
後32 |
2−1 |
PK |
2●3 |
逆転負けの口火に |
| 9・13 |
市原 |
後37 |
2−0 |
PK |
2△2 |
直後追いつかれる |
| 9・27 |
京都 |
後20 |
0−0 |
PK |
1△1 |
先制許すも負けず |
| 10・4 |
鹿島 |
後15 |
3−0 |
OG |
5○1 |
鹿島戦完封を逃す |
|
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