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内藤雄士の「世界最新スイング」
2004/04/15 過去のコラム一覧を見る

ストロンググリップで飛ばす

― 飛ばし編その2 ―

(左から)ウイークグリップ、スクエアグリップ、ストロンググリップ (左から)ウイークグリップ、スクエアグリップ、ストロンググリップ

 内藤雄士氏(34)の最新レッスン、2回目は「飛ばすためのグリップ」です。グリップは最も大切なことのひとつ。その傾向も、クラブの進化とともに代わってきました。さあ、最新のグリップにあなたもトライ!

 先週は飛ばすためのクローズドスタンスをレッスンしました。今週は「飛ばすためのグリップ」です。クラブの進化によってスイング理論は変わってきました。スイングの基本となるグリップも同じです。

 最新のスイングでは飛ばすグリップは「ストロンググリップ」です。グリップは、ウィーク→スクエア→ストロングへと変化したのです。

 かつてはウィークグリップが主流でした。このグリップは、左手甲が目標方向を向くように浅く握り、逆に右手を大きくかぶせて握るというものです。しかし、これでは右肩が前に出て右腕が高くなるのでバックスイングはインサイドに上げるしかなく、インパクトの前にフェースが開きやすくなります。文字通り当たりに「弱い(ウィーク)」グリップなのです。もっとも、数十年前には日本でこのグリップが流行ったそうです。ボールのつかまりの悪いクラブで、飛ばないボールを強くたたいていたことから、左に曲がらないこのグリップが定着したのです。

 それからパーシモン(柿の木)とスチールシャフトのクラブでも徐々に進化してからは、左手の親指がシャフトの真上に位置するスクエアグリップが基本となりました。ダウンスイングからインパクトの直前にリストを返すことでボールを飛ばしていました。

 そしてメタル、チタンとカーボンシャフトの時代となり、よりボールをつかまえて飛ばすためには、左手の親指がシャフトの真上よりも右側寄りにあてがう当たりに強いストロンググリップが求められるようになりました。かつて敬遠されていた握り方は、今や米ツアーでも主流です。

 ではこの握り方の手順をは? (1)先に左手を決めます。まず中指、薬指、小指の3本で握る感覚をつかみます。この時、指の付け根にグリップがくるようにします。(2)左手甲の半分程度が正面を向くように深く握ります。目安としてグローブのネームが見えて、人さし指と中指の2つの関節が見える「2ナックル」がベストです。(3)左手が決まったら、そこに右手をかぶらないように添えます。右手の甲と左手の甲が平行になれば、グリップは完成です。

 ストロンググリップの最大の利点は、ダウンスイングの際に意図的に腕をつかってボールをつかまえる必要がないことです。上体のローテーションでスイングするため、自然なトップができてオーバースイングにもなりにくい。無駄な手首を動きを抑え、体とクラブを同調させる働きがあるのです。

 グリップが完成したら、さあテークバック! ここでものすごく大切なことがあります。それは…次回で。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

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内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
 1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。

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