<東北社会人サッカー1部リーグ:グルージャ盛岡2−0盛岡ゼブラ>◇第10節◇2日◇岩手県営運動公園陸上競技場
グルージャ盛岡(岩手)が、JFL昇格をかける全国地域リーグ決勝大会進出(上位2チームが出場)に王手をかけた。FW原田太(23)の先制ゴールなどで盛岡ゼブラを2−0で撃破。この日3位のFCプリメーロ(福島)が引き分けたため、次節9日の新日鉄釜石戦で引き分け以上なら、2位以内が決まる。
3位のFCプリメーロが敗れ、グルージャ盛岡が勝利すれば2位以内が確定した試合。両チームとも午後1時キックオフだったが、グルージャベンチに相手の途中経過は一切知らされていなかった。試合後、報道陣から全国地域リーグ決勝大会進出が次節に持ち越されたことを伝え聞いた原田は「1つずつ勝っていくだけ。相手のことは全然意識していない」。目の前の勝利だけに集中した。
ぬかるんだピッチに苦しんだ前半。原田のゴールが重苦しい雰囲気を一変させた。15分。FW桜井鐘吾(21)からのスルーパスに反応。GKとの1対1で、冷静にゴールに流し込んだ。「体の力が抜けた感じで、余裕があった」。これで背番号と同じ今季14点目だ。
体調は最悪だった。吐き気をもよおし、試合前日には病院で血液検査を受けた。異常なしの診断を受けたが、練習を2日間休み、ぶっつけ本番の試合。「ちょっと疲れました」と安どの表情を見せた。
結局シュート数は相手7本の3倍以上となる24本を放ったが2得点。試合後、武藤真一監督(32)は「相手が全然攻めてこなかった。野球だったら4打席連続敬遠のようなもの」と語気を強めた。残り2戦。1試合多くこなしている首位TDK(秋田)とは得失点差で6点差ある。「勝つのは当たり前で、点数をたくさん取ることが目標」と話した。【前田祐輔】
[2005/10/3/11:23 紙面から]
写真=前半15分、先制ゴールを決めたグルージャ盛岡の原田は、指を突き出しガッツポーズ
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