<カーリング女子日本選手権>◇2日目◇9日◇青森市スポーツ会館◇予選リーグ
トリノ五輪代表のチーム青森が今日10日、自分たちの「原点」と対戦する。史上初の中学生チームとして出場している常呂中(北海道)は、小野寺歩(27)林弓枝(27)本橋麻里(19)の母校。3日目第1試合の直接対決で、五輪を夢見る後輩たちに世界の技を見せつける。
北大CC戦の第9エンド、3ポイントを獲得したところで相手がギブアップした。チーム青森は前日にまさかの黒星を喫したが、この日は2試合を快勝。通算3勝1敗とようやくエンジンがかかってきた。それでも小野寺は「調子が上がってはきたけど、まだそれぞれ役目を果たせていない」と不満そうだ。なにしろ3日目初戦には、お手本を示さなければいけない相手が待っているのだ。
メンバー全員が2年生の常呂中は、北海道選手権で準優勝し、今大会の出場権を獲得した。優勝チームが会社の廃部により出場辞退したため、実質的には北海道NO・1チームだ。5人中3人が小学2年から競技を始め、大人たちを次々となぎ倒す、地元でも有名なちびっ子チームだった。
その“金の卵”を率いる小野寺亮二コーチ(45)は「チーム青森とやるために来たようなもの。勝てないだろうが、五輪選手と試合ができるんだから」と心待ちにする。スキップ吉田知那美も「身近な人たちですが、1度も対戦したことがないから」と楽しみにしている。
まだ今後の去就を明らかにしていない小野寺と林だが、このかわいい後輩たちとの対戦で「常呂町の遺産」を受け継がせようとしているのかもしれない。
この日は試合数が多いこともあり、前日から約200人増しの計600人が来場した。目黒萌絵の通う弘前大からも教職員16人が横断幕を持って駆けつけた。まだまだ青森のカーリング熱は、収まりそうにない。【高宮憲治】
[2006/3/10/10:51 紙面から]
写真=第4試合で初登場した寺田(手前)と本橋
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