リオデジャネイロ五輪日本代表の手倉森誠監督(48)が3日、1次リーグ初戦ナイジェリア戦(4日午後9時=日本時間5日午前10時)に向けた公式会見を、ブラジル・マナウスの会場アマゾナス・アリーナで行った。

 ナイジェリアが財政難のため、まだ合宿地の米アトランタからマナウスへ出発できていない事態について「さっきホテルで選手とミーティングしました。敵はまだ来てない。ただ、ナイジェリアは、この大会でチャンピオン(96年アトランタ大会金メダル)になったことがある。強豪国。相手のアクシデントどうのこうのは頭に入れるな、まずは自分たちが準備してきたことに対して、自信を持って、確信を持って大会に入っていこうと話しました。今回の状況に関しては頭から排除しろ、と言いました」と気を引き締めさせた。

 68年メキシコ大会以来のメダルを目指す戦いで何が重要になってくるかを聞かれると「初戦で勝ち点3を取れば、その可能性は高まる。過去の五輪で日本がナイジェリアに負けた時に(日本に勝った)ナイジェリアは決勝まで上り詰めている。48年前は日本がナイジェリアに(初戦で)勝って、銅メダルまで、たどり着けている。歴史みたいなものに縁があるなと。『ナイジェリア戦がメダルへの全てだな』という覚悟でいきたい」と話した。