日本オリンピック委員会(JOC)は6日、結団式に続いて、壮行会を行った。コロナ禍を鑑みて、オンライン形式で行い、動画サイトで一般公開した。

元テニス選手で日本選手団公式応援団長の松岡修造氏が登場。代表選手、ボランティア、子どもたちともオンラインでつながった。

冒頭で菅義偉首相のメッセージが流れた。「選手の皆さん、東京オリンピック出場、本当におめでとうございます。皆さんにとって、五輪は大きな目標であったと思います。皆さんがこれまで積み重ねてこられた努力に対して、心から敬意を表します。今から57年前の東京五輪、当時高校生だった私は日本選手団の大活躍に大きな声援を送りました。特に鮮明に覚えているのは東洋の魔女といわれた女子バレーボールチームです。回転レシーブでボールをつなぎ、見事に金メダルを獲得しました。日本人がメダルをとるたびに、日本は世界と戦えるんだということを強く感じました。スポーツには大きな力があります。私自身、野球や空手を通じて、その力を感じてきました。我が国で行われるこの大会において、皆さんの活躍が多くの人々に夢と感動、そして勇気を与えてくれると確信しております。新型コロナの感染拡大により、開催が1年延期され、選手の皆さんも大変なご苦労をされたと思います。開催にあたっては、世界から選手が安心して参加できるよう、感染対策をしっかりと行います。世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、私たちが団結して、この困難を乗り越えられることを、世界に発信する大会にしたいと思っております。日本で開催されるオリンピックに出場する喜びをかみしめながら、世界中のアスリート相手に自分の力を思う存分発揮し、最高のパフォーマンスを見せてください。がんばれニッポン。皆さんを心から応援しています」とあいさつした。