現役のオートレーサーで元選手会会長の梅内幹雄(49)が千葉県船橋市議選(4月19日告示、同26日投開票)に立候補することが、このほど明らかになった。

 梅内は取材に「立候補する一番のきっかけは昨年8月の船橋オート廃場問題。継続経費は施設会社が負担すべきで、施行者側が廃止理由に挙げた点が納得できない。船橋所属のオートレーサー一筋に30年。船橋市に恩返しというか、改革できることがあると思う」。当選した場合は議会を優先して現役を続行する。

 公営競技からの政界挑戦は、競輪の長塚智広(引退)が09年茨城県知事選と10年参院選に立候補した例などがあるが、オートレーサーの立候補は初めて。現在、現役選手で政界に進出しているのは競輪の米崎賢治で徳島県小松島市議。