「できればもう1度上に(S級)戻りたい、と思っているんですよね」。前検日、きりりとした表情で近況を振り返っていたのが、才迫勇馬(35=広島)だ。

その言葉通り、予選3Rでは魚屋周成の果敢な走りを見ながら、4番手で外並走。最終バックから一気に踏み込んで、11秒7の上がり時計で快勝した。

「練習はしっかりとやれています。コンディション作りにも気を使っていますし、前2場所のマイナス(予選敗退)を取り戻さないとね」。準決7R、若い長屋秀明を相手にどんな戦いを挑むのか、興味深い。