優勝候補の伊藤信夫が、良走路に回復して実力を発揮した。

 最終予選10Rは逃げて独走に持ち込んだ石井大志を追い上げて、最後は力でねじ伏せた。「勝ったけど滑りそうで自由が利かない。キャブで反応するのでキャブで合わせる。信頼できるタイヤに換える」。キャブを扱って練習で動きを確認し、タイヤ交換で上積みを図る。スタートの切れはいい。準決11Rは、持ち味の速攻を決めて軽ハンをさばく。