7R後の高木真備(20=東京)はさすがにぐったり。無理もない。石井寛子に差されて2着だったが、打鐘から仕掛けてバック強風の中、1周半先行。しばらくしゃべれなかったが、時間がたってから「力を出し切れました」といつもの愛くるしい笑顔が戻った。2走目は7Rで奥井迪が相手になる。過去、4度の対戦では「すべて負けてます」と言うが、ワンツーも2回ある。「自分のレースをするだけです。それで先行争いになっても仕方ない」。奥井を後ろに置いて先に仕掛けたい。打倒奥井にひそかに燃えている。