原田研太朗(24=徳島)がまくりで日刊スポーツ杯を制した。

 打鐘からカマした谷口遼平を関東4車が追走すると、原田は最終1センター6番手から仕掛けた。鈴木庸之が最終2角から番手発進したが、力任せに踏み込む。「バック向かい風できつかったが、ブロックを警戒しながら駆けた」。直線で出切るとゴール前で差し迫る渡部哲男を振り切って優勝。3月日本選手権、4月共同通信社杯とG1、G2で連続決勝の実力を示した。「これで最高の弾みがつけられた」。6月の取手G3、G1高松宮記念杯へ加速する。【大上悟】