さあ、本領発揮だ。楠木孝志郎がS級復帰後初となる決勝に駒を進めた。

 準決11Rは松岡篤哉の逃げを最終2角からひとまくり。S級戦線で活躍してきた佐々木から「強い。あれをまくれるのは脚力があるから。展開じゃない」と、最大級の賛辞を送られたほど。楠木は「まだこのレベルのスピードがわからなかったので少し見てしまったけど、決勝に乗れたのは自信になりました」と、うれしそうに笑った。昨年は1年間S級に在籍し、3度決勝進出していた。いよいよエンジン全開。初登場の大宮でS級初優勝の大きな手みやげを持ち帰る。