オートレース界として初の午後9時以降の開催となる「ミッドナイトオートレース」が11月16~18日、福岡・飯塚オートレース場で開催される。13日、オートレースを管轄するJKAが発表した。来年度からの本格的な開催を検討するための試験的な意味を持つ。

 8車立て6レース制でファンの動向を検証するため初日の16日は1Rが午後6時25分発走、最終6Rが8時55分発走のナイター開催。2日目の17日と最終日の18日がミッドナイト開催となり、1Rは9時発走、最終6Rは11時30分に発走する。

 11年1月14日に競輪で始まったミッドナイト開催だが、オートレースは騒音などの問題で実施は困難と見られていた。だが消音マフラーを開発し、住宅地の埼玉・川口オートで9月にナイター開催を成功させた。飯塚でも川口の同開催で使用した消音マフラーを使用する。市街地から離れている飯塚は05年にナイターを初開催し、試験開催に最適な場といえる。競輪同様に無観客で行い、車券は楽天銀行とジャパンネット銀行のネットバンク投票や民間ポータルサイトのみで発売する。レースはCSで中継される。