熊本地震の影響を受けた倉岡慎太郎(48)は、自宅のある宇城市から車で鹿児島空港に向かい、伊丹空港を経て21日から始まるミッドナイト開催の青森競輪場に8時間かけて到着した。

 幸い自宅に被害はなく、前検日の前日19日は熊本競輪場に届く物資を被災地に運んで1日を過ごした。「場所によっては亀裂があり、やはり怖いです。家が壊れたり家族の事情などで走れない選手もいます。でも、走れる選手は走った方がいいと思う。誰も走らないとファンは“熊本は大丈夫か”とより心配してしまう。走っている姿をネットやCSで1人でも多くのファンに見てほしい」と神妙な表情だった。

 同日程で行われるミッドナイトの小倉競輪には、宇土市在住の本郷雄三(27)が参戦する。「実家はほとんど壊れました」と大きな被害を受け、欠場も考えたようだが「家にいてもいろいろ考えるだけですることもない」と参加を決意した。16日未明の本震の後は「ずっと家の前に止めた車に寝泊まりしてた」と、余震に脅かされながらの生活を続けた。さすがに表情には疲れも見てとれたが「気持ちで頑張りますから」と気丈に話した。