元砂七夕美が初日予1で3着に「あーっ、もったいない」とため息をついた。

 ほおを膨らませた表情が愛くるしくても、目は笑っていない。最終周回で3番手をキープしながら、真後ろの石井寛子に先まくりされた。脚力アップを感じているからこそ、「バックで出ていけば良かった」と見せ場なしの内容を悔しがった。同期の細田愛未から「早い」とうらやまれるS取りに伸びが加わった。4月に練習で落車したが、いいリズムが戻ってきた。「痛めた右半身がよくなり、いい練習ができている」。7R予2は、迷わずタテに踏んで高木真備を脅かす。