下関ボートの開設62周年記念G1競帝王決定戦が19日から始まる。昨年の賞金王・瓜生正義を筆頭に、松井繁、今垣光太郎、菊地孝平、毒島誠らが今年の記念戦線開幕戦に挑む。地元勢は今村豊、白井英治、寺田祥を中心に地元タイトル死守を目指す。その中でも初のG1タイトルゲットへ気合十分の、海野康志郎に意気込みを聞いた。

 -16年を振り返って

 海野康志郎(以下、海野) 全体で振り返れば好調でした。4回も優勝しましたからね。ただ、冬場以降はちょっと良くないです。いや、悪くはないんですけどね。

 -それはどういうこと?

 海野 変わらず、いいエンジンを引いているし、機力もしっかりしている。そこはずっといいままです。でも、レースでのリズムが悪いというか、結果も含めてイメージ通りではないんです。

 -消化不良の状態が続いていると?

 海野 まさに、そうですね。きっかけが欲しいというのが現状です。

 -下関で17年の記念戦線が開幕する

 海野 きっかけとしては最高ですよね。なんせ下関に関しては、不安はありません。ゼロです。ペラも分かっているし、調整、整備も大丈夫。自信しかありません。ただ、問題は体重ですかね。どんなに減量しても51キロにはならないので。でも、56キロ前後にはなる。それなら勝負になります。だから最低でもそこまでは減量したい。

 -最近はG1、G2のあっせんが増えた

 海野 正直に言うと、記念レースの方がレースはしやすいですね。それに楽しい。現状はA1級の勝率もクリアできそうで心配はないし、下関の周年記念に集中したい。

 -今大会の目標は?

 海野 前回(15年10月61周年)は準優(6着)に進めたので、今回はその先(優出)を目指しています。それがさらにその先につながることにもなる。

 -その先とは?

 海野 SGですね。オーシャンカップのポイントもG1、G2で優出しないと加算されないですから。クラシックもダービーもあと少しのところで出場を逃した。だから「今年こそは」って思いはあります。見ていて下さい。もう本当に頑張りますよ!