ボートレースのスター選手育成のための講習会が1月31日、山口県周南市のテレビ局で行われた。講習会は毎年開かれているもので羽野直也、木下翔太、中村桃佳ら各地区からトップルーキーに選抜された15人が参加。元JRA騎手で現在は日刊スポーツ評論家の佐藤哲三氏と、元プロボクサーの長谷川穂積氏を講師に招いて講演会が行われた。

 佐藤氏は自身がケガで苦しんだ経験談などをまじえ、精神面のコントロール法などを話した。長谷川氏は「目標はとにかく最も高いところに置け」、「気持ちでは負けるな」などモチベーションの高め方などを伝授した。また、選手からは減量についての質問もあり活発な講演会となった。

 羽野は「調子が悪いときの対処法が印象的だった」と感激した様子。中村は「引退も含めた人生プランの設定や、結果はもちろん内容を重視する大事さを学んだ」と気を引き締めた。