白井英治(40=山口)が6コース差しで今年2回目、戸田3回目のVを飾った。

 優出インタビューで「自身初」と話していた、予選6走オール2着での優出。ファイナルは6号艇でスタート展示から内寄りをうかがったものの、結局、展示も本番も6コース。

 ただ、1号艇川尻泰輔の先マイがやや流れた。白井にとって「それしか考えてなかった」という、ブイ際に最内差しへのスペースがぽっかり空いた。

 「展開が向いただけで、足自体は良くはなかった。1周1Mももっとスムーズに入れるかと思ったけど、結局だいぶ我慢してから入った」とはいえ、そこはSGタイトルホルダー。足りない機力をテクニックでカバーし、俊敏差しから先行する川尻をバック過ぎでとらえ、1周2Mを先取りした。

 表彰式では「思い出に残る1節になりました。これからも各地で頑張りますので応援をよろしくお願いします」とあいさつ。次走の徳山G2、次々節の児島SGクラシックへ弾みがつくVを飾った。