栃木の戦う支部長、小坂敏之が昨年8月の函館の日刊スポーツ杯争奪戦以来となる決勝進出を決めた。

 準決9Rは前を託した志村太賀が先行する意外な展開になり、小坂は谷口遼平をブロックしながら抜け出し。3連単18万円超え車券を演出した。「普段逃げない選手が先行してくれたから、おれも仕事はしないとね」と真っ黒に日焼けした顔で笑った。「去年の11月にヘルニアの手術をして、ようやく調子が良くなってきた」と手応えを口にする。黒い弾丸となってゴール前に突っ込むつもりだ。