川口オート優勝戦は良走路で行われ、デビュー3年9カ月の岡谷美由紀(32=浜松)が初優勝を飾った。女子レーサーの優勝は3人目。

 成長著しい岡谷が快調に飛ばして後続を完封した。準決終了時点で逃げ切りは約束されていた。20メートル前のH位置で出した準決11Rの上がり3秒381が秀逸。最高ハン6人の中で最速は、同レース2着の早川で3秒375。大幅に時計を短縮して3秒36以内を出さないと届かない計算だ。

 岡谷は今節、ワイヤを交換してスタートが切れていた。自信を胸に秘めてスタートラインに立ち危なげなく押し切った。

 ◆岡谷美由紀(おかや・みゆき)1984年(昭59)10月14日、長野県生まれ。スピードスケート出身で高校時代にインターハイ500メートル3位、国体2位。オートレース32期生で13年7月デビュー。趣味はドライブで愛車はBMW。160センチ、47キロ。血液型A。