S級のG1戦線で活躍した佐々木龍也(51=神奈川)が、3日の京王閣ナイターA級5Rを最後に引退を表明した。弟子で元プロ野球ヤクルトのS級1班松谷秀幸(34)やA級の長男龍(26)ら家族がラストランを見守った。

 今後は日本自転車競技連盟の選手強化スタッフに就任。今日4日から静岡・伊豆市でのナショナルチーム合宿に中野浩一強化委員長とともに合流する。「中野さんに憧れて競輪選手になった。タイトルを取れなかった悔いはあるが後悔のない競輪人生」と約31年間の選手生活を総括した。競輪学校57期生で86年5月にデビュー。6度のG1決勝進出。自転車競技では97年アジア選手権ケイリン金メダル。通算2213戦387勝。優勝54回。