中部ホープの広田敦士(25=三重)が予選で単騎の不利を克服した。準決11Rはライン3車を生かして先制し、本線に抵抗する。

 予選7Rは「S級になって初めてかも。難しい」とした単騎戦。本線コンビを追いかける形で3着になり、「全て運がいいだけ。足を使わなかった分は準決で」と口元を引き締めた。準決の番組を見るとまたも表情がきりり。500勝レーサーの志智俊夫とタイトルホルダーの山口富生に前を任され、「単騎の次は、ライン3人。極端に違うが、今度はやることがはっきり」。主導権取りに燃えている。