日刊スポーツ新聞社制定「第32回ボートレース年間三賞」の表彰式が22日、東京・品川プリンスホテルでファン、関係者合わせて約150人出席のもと、盛大に行われた。初の殊勲賞を受賞した峰竜太(32=佐賀)、敢闘賞の吉川昭男(45=滋賀)、技能賞の桐生順平(31=埼玉)、特別賞の遠藤エミ(30=滋賀)には、川田員之日刊スポーツ新聞社代表取締役会長兼社長から賞金と表彰状が贈られた。

 日刊三賞初受賞となる技能賞に選ばれた桐生順平は「ありがとうございます」と感謝した。昨年は抜群のターン技術でSG2冠。グランプリも初制覇した。17年のMVPにも輝き「充実した1年」と振り返った。敢闘賞の吉川昭男に「テレビでしか見ないからサインもらおうかと思っとった」と声をかけられると、照れつつ表情が大きく和んだ。

 今年は5節走り、優勝こそないが、優出は3回。「気温が低い方が調整しやすい。リズムはぼちぼち」と一定の手応えをつかむ。プロである以上、結果へのこだわりは強い。ただし目標は「お客さまにおもしろいレースを見せること」と、その視点にぶれはない。

 表彰のスピーチでは「来年も来られるように頑張ります」と話した。次節は地元戸田周年。その先には連覇の懸かる3月クラシック、12月グランプリがある。周囲を魅了した先に殊勲賞獲得が待っている。