収穫は想像以上だった。

 渡辺俊介が2日目9Rで見せ場十分の走りを見せた。「えっ、そこまで届くの? と思ったくらい」。1Mの旋回後、先行する加藤高史の艇尾まで、へ先がかかる加速感は光った。結果は2着だったが「直線から安定して押した」と底上げに成功。苦戦の中で気づいたペラ形状の方向性が、パワーアップの要因だ。初日11Rの5着は事故回避によるもの。3日目以降も好走が期待できる。