<馬場貴也(34=滋賀)賞金9位>

大勝負を実らせた。芦屋チャレンジCでは快速の44号機を武器にインから逃げてSG初優勝を飾った。シリーズ前に42位だった賞金ランクは一気に9位まで上昇。初のグランプリ出場権をつかんだ。準優12Rでは出力低減エンジン導入以降、最速となる上がりタイム1分44秒4もマーク。「日本最速男」のスピードを存分に発揮した。秋以降はダービーVの守田俊介に続き滋賀勢が躍動。「出るからには優勝を狙う。(確率は)18分の1。守田さんと高め合っていきます」。心強い兄弟子と頂点を見据える。

<寺田千恵(49=岡山)賞金9位>

相変わらず強い。8月の桐生G1レディースチャンピオンは準V。7回目の今大会も皆勤出場だ。今年は苦しい1年だった。1月はF休み、2月に児島G1中国地区選で転覆するなど、休むことが多かった。7月には地元岡山が豪雨災害に見舞われ、復旧活動にも尽力した。そんな中で「毎節、最低でも優出」の思いで走り優勝1回、準V6回を積み上げた。

今年は2年ぶりに日高逸子、山川美由紀と寺田のベテラン3強がそろう。「先輩2人が頑張ってるから続かないと」。昨年は準V、今年こそ大会初優勝を目指す。