フォワード非凡なセンス/NHKマイルC
<村田庸三の切り札登場:NHKマイルC>
安定度で他馬を上回るエーシンフォワードを狙った。キャリア5戦でありながら、崩れたのは初めて出入りの激しい競馬だった朝日杯FSの9着だけ。それ以外は2勝、2着2回と常に上位争いの一角を占めている。特に前哨戦のニュージーランドTでは、勝ったサトノプログレスから0秒1差の2着に頑張った。勝ち馬がコースロスを少なく巧みに立ち回ったのとは対照的に、フォワードは4角で大外をブン回す力まかせのレース運び。西園師が「内容ではウチの馬の方がはるかに上」と言うのもうなずける。
脚質に幅を増したのも心強い。2走前のアーリントンC(2着)までは先行しての差しが戦法だったが、前走は後方から直線だけの競馬で一気に伸びた。レースの流れや局面に合わせて自在に戦えるのは、同馬が非凡なセンスを備えていることの証明でもある。これなら初の左回りを懸念する必要もないだろう。
放牧、休養明けから2戦して状態もグングンと上昇カーブを描いている。先月30日の1週前追い切りは僚馬の中でも調教駆けすることで定評があるマイネルレーニア(古馬オープン)との併せ馬で行われた。ゴール前で仕掛けられると力強く伸びてパートナーに0秒6先着。申し分のない動きを披露した。7日の最終追い切りは直線主体で余裕残しの内容だが、当初の予定通りで仕上がりは万全。馬体の張りも一段と目を引き体調の良さを物語る。重賞挑戦の前2走はいずれも2着に惜敗したが、G1の大舞台でその借りは返す。
[2008年5月11日6時37分 紙面から]
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