ジョリーダンス衰え知らず/Vマイル
<ヴィクトリアマイル:追い切り>
史上初の7歳牝馬によるG1制覇を狙うジョリーダンス(堀)が15日、美浦ウッドコースで追い切られた。2週連続でいっぱいに追われ、仕上がりは万全。昨年5着、安田記念3着の実績がある得意コースなら、ウオッカ をはじめとする強力関西馬も怖くない。なお、枠順は16日に決定し、馬券は17日から発売される。
ジョリーダンスは7歳になっても衰えを知らない。堀宣行師(40)は「ふてぶてしいおばさん」と親しみを込めて表現した。若い時は体質が弱く、脚元にも欠点があって強い調教ができなかった。しかし、か弱い乙女は年齢を重ねてたくましくなった。「今は不安なところがない。7歳なりに成長している」と充実ぶりに目を細める。休み明けの前走阪神牝馬S(5着)の後はカイバの量を増やし、それに比例してけいこの中身も強化。先週木曜にいっぱいに追われ、日曜にも時計を出し、この日の最終追い切りも牡馬並みの強い調教が施された。
ウッドコースでプロセッション(古馬1000万)を従えて先行。4コーナーで引き付けた後のパフォーマンスが秀逸だった。あん上のゴーサインに素早く反応して突き離す。1馬身、2馬身と差は瞬く間に開き、3馬身差でゴールした。「競馬と同じスピードで反応を確かめた。先週よりも一段と鋭くなっている。息遣いもいい。去年は冬から使い込んでいたから上積みはなかったが、今回はひと息入れられて順調にきている」。トレーナーは、5着と健闘した昨年を上回る出来を確信した。2週連続のハード調教に高齢での本格化。まさに常識破りの牝馬だ。
1年前はカワカミプリンセスとスイープトウショウが人気を分けたが、ふたを開けてみれば12番人気の関東馬コイウタが勝つ波乱の決着になった。今年もウオッカ、ベッラレイア、ニシノマナムスメ、ローブデコルテと関西の駒がそろったものの、競馬は何が起こるか分からない。「4歳が強いといわれるが、こちらもダンスインザムードと同じ強い世代の生き残り。マイルに関しては負けないものがあると思う。今回は最高の舞台」。指揮官からは、いつになく強気な言葉が並べられた。史上初の7歳牝馬によるG1制覇も夢ではない。【岡山俊明】
[2008年5月16日8時6分 紙面から]
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