牝馬セニョーラ中舘+福島でVだ/七夕賞
<七夕賞>
七夕賞(G3、芝2000メートル、13日=福島)で、アルコセニョーラ(牝4、畠山重)が2つ目の重賞制覇を狙う。大好きな夏、レースを使われながら体調アップと、好走パターンにピタリとはまる。コンビを組むのも全4勝中、3勝を挙げた中舘英二騎手(42)。ハンデ52キロも手ごろで「夏は牝馬」のセオリーを自身の快走で実証する。
コンディションの上昇を最も強く感じ取っているのが中舘だろう。前走の福島テレビオープンでは4月の福島牝馬S13着以来、約2カ月ぶりに手綱を取ったが、道中は馬群の後方から手応え十分に追走。直線でも最内を突いて鋭く伸びて4着と健闘した。「あそこまで行ったら、もう少し伸びてほしかったけど、かなり良くなっているね。復調の最大の要因は季節でしょう。暑くなると体調が良くなるせいか、調教なんかでも引っ掛からなくなるからね」と状態の良さを証言した。
全休日明けの8日は南Aコースを軽めのキャンターで乗られ、キビキビとした動きが目立った。仕上がり早と言われる牝馬の中で、セニョーラは珍しく一戦ごとに調子を上げていくタイプ。初勝利を挙げたのは、デビューしてから3戦目。今回も約3カ月の休養を挟み4戦目の前走で変わり身を見せた。もともと430キロ前後の馬体なので競馬を使った反動も少ない。マイナス幅が小さい分、上積みが一層、大きくなる計算だ。
畠山助手は「仕掛けられてからの反応が違ってきましたね。汗をかく時期を迎えて体が動くようになったせいか、気持ちも楽になってきたようです。心身ともに申し分のない状態でしょう」と満足げに話した。
初タイトルとなった福島記念をはじめ、2勝、2着1回、着外2回と得意とする福島コース。時計の速い決着では分が悪いが、週中は雨の予報も出ており好条件がそろう。夏競馬の主役は牝馬。ヒロインはアルコセニョーラをおいて、ほかにはいない。【村田庸三】
[2008年7月9日8時6分 紙面から]
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