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ゴッホ連覇へ中山は“庭”/有馬記念

サンタ衣装の椎本助手と写真に納まるマツリダゴッホ
サンタ衣装の椎本助手と写真に納まるマツリダゴッホ

<有馬記念>

 中山はおれの庭だ! マツリダゴッホ(牡5、国枝)が史上5頭目の連覇をかけて挑む。中山競馬場はグランプリを含め10戦7勝、重賞は5勝を挙げ、連対率8割という驚異的な数字を残す。レースが近づくにつれ、急激に上昇カーブを描くタイプ。チャレンジャーだった昨年と違い、今年は負けられない戦いになる。

 蛯名正義騎手(39)は証言する。「中山だと、自分で動くところを分かっているみたいなんだよね」。3コーナーすぎからスーッと進出し、4コーナーで先頭に立つ。中山競馬場だと勝率7割という高い確率でお決まりのパターンに持ち込める。そうなれば、連覇が見えてくる。「左回りが不得手」とされて嫌われたジャパンCでも、0秒2差の4着に健闘した。結果が出ていなかった長い直線の待つ東京コースであれだけやれた。「庭」に戻れば期待はふくらんで当然だ。

 と、なれば気になるのは状態。昨年の出来にあるのかどうかがポイントになる。藤井調教厩務員は「疲れも取れたし、前走と同じ感じまできているが、現状では去年の方が良かったかも。でも、今年のオールカマーも、ジャパンCもそうだったからね」と話す。確かに、ジャパンCの1週前。ダートコースで行われた追い切りではモタれるような面を見せ、陣営のトーンもそこまで高くなかった。だが、レースの当週にガラッと変わったことを思い出す。「本番が近づくにつれて一気に変わる。普通キャンターから、どっしりしてくる。去年の有馬記念もそうだったからね」と同調教厩務員に焦りはない。すでに国枝師が「9割以上の出来」と言ったジャパンCの出来にはある。あとは最終追い切りという名のスパイスを加えるだけだ。

 昨年は、主戦自ら「CKY(超空気読めない)」と言った勝利。9番人気という伏兵の立場でメイショウサムソン、ウオッカなどをしりぞけたが、今年はそうもいかなくなった。「強い相手はいるけど、迎え撃つ立場になるからね」と同調教厩務員。マークがきつくなるということは、昨年の勝利の後も第一線を歩んできたことを意味する。水曜日の追い切りには蛯名騎手がまたがる予定。連覇に向け、動きと感触には注目したい。【和田美保】

 [2008年12月23日8時46分 紙面から]


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