闘争心戻ったツルギ重賞初Vだ/函館SS
<松末守司の万券王子:函館スプリントS>
マヤノツルギが初の重賞タイトルをつかむ。6月10日の入厩解禁日に函館競馬場入り。万全を期しての北海道シリーズ参戦だったが、正直、自信満々という状態ではなかった。しかし、曇りがちだった梅内助手の表情が、最終追い切りを終え一変した。「うん、すごく良くなった。このメンバーでは負けられない気持ち」。強気な言葉に乗る。
函館入り当初は「なんかおとなしすぎる」と首をかしげていた。それが1週前追いで直線何度もムチを飛ばし気合を注入すると、愛馬もそれに応えて上昇してきた。函館ダートでの最終追い切りでは、雨で重くなった馬場をものともせずに5ハロン69秒5、ラスト1ハロン12秒4をマーク。時計は速くないが素軽いフットワークが戻ってきた。梅内助手も「獣医師にさすがオープン馬と言われるほど変わった。ほかの馬に乗りかかろうとするいつもの闘争心も戻ってきた」と上昇を認める。
昨年の北海道では連勝記録を5に伸ばしオープン入り。高松宮記念で2着したキンシャサノキセキなど好メンバーそろったキーンランドCでも5着。今年1月のニューイヤーSも逃げ切り勝ちとスピードは重賞級の評価を与えられる。ビービーガルダンの回避でメンバーがやや低調となったとなれば、十分主役を張れる。たたき3戦目で5勝を挙げる得意の1200メートル戦。先行力を生かせる3番枠を引き運も後押しする。初重賞制覇へ期は熟した。馬単(3)=(14)、(3)=(1)、(3)(13)、(3)(10)、(3)(15)、(3)(16)。
11R札幌スポニチ賞のトウカイミステリーはダートで勝ち上がってきたが、半兄ナムラビッグタイムが芝1200メートルで3勝を挙げているように血統背景は芝でこそ。先行力生きる札幌でハンデ51キロなら連勝がある。馬単(4)=(1)、(4)=(6)、(4)(10)、(4)(7)、(4)(13)、(4)(16)。
[2009年7月5日8時49分 紙面から]
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