ガルーダ久保田師芝重賞初V/ラジオN賞
<ラジオNIKKEI賞>◇5日=福島◇G3◇芝1800メートル◇3歳◇出走16頭
ストロングガルーダ(牡、久保田)が福島の大空に舞い上がった。直線で先に抜け出したサニーサンデーを差し切り、久保田厩舎に初めての芝重賞Vをもたらした。これで秋の飛躍が楽しみになったが、陣営は菊花賞ではなく、マイルから2000メートル前後の古馬G1へ挑戦する意向を明らかにした。
伝説の鳥ガルーダが、ついに翼を広げた。「これなら間に合う」。あん上の蛯名騎手は直線の伸びに勝利を確信した。ストロングガルーダは直線で飛ぶような勢いの末脚を見せた。
「道中は思ったより行きっぷりが悪くてちょっと焦った。初めての右回りと小回りでちょっと戸惑っていたかな」と苦笑した。だが4角手前から左ムチを入れると、直線でやっとエンジンに火がついた。馬場の外めを一気に伸びて、サニーサンデーをかわしたところがゴールだった。「一戦ごとに力強くなっている。折り合いも上手になり、思うように乗れる」と蛯名は愛馬の成長をたたえた。
2歳秋にトモの疲労と成長促進で放牧に出され、肉体面は陣営の思惑通りに成長を遂げた。だが、その分賞金不足のためニュージーランドT、ユニコーンSを除外。大舞台に立てずに春を終えた。「これ(重賞勝ち)で思い通りのところを使える」と安堵(あんど)の表情を浮かべた蛯名の言葉は陣営の本音。尾形助手も「馬は本物。今後が楽しみ」と秋の活躍に胸を躍らせた。
札幌でテレビ観戦した久保田師は「菊花賞はたぶんない。古馬との対戦になるんじゃないか」。最大目標は11月22日京都のマイルCS(G1、芝1600メートル)が有力。秋こそガルーダが大舞台で羽ばたく。【山本幸史】
[2009年7月6日8時11分 紙面から]
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