トランセンドが巻き返す/武蔵野S
<高木一成の読み切った:武蔵野S>
5回東京が開幕する7日初日のメーンはダート重賞の武蔵野S。「読み切った」の高木一成は、3歳馬トランセンドでひともうけを狙う。
トランセンドが巻き返す。先週のブラジルCでも書いたが、今年の3歳世代のダートの強さは際立っている。同馬はその中でもトップクラスの素材。レパードSでは、3日のJBCスプリントを制したスーニ(2着)や、先月のシリウスSを勝ったワンダーアキュート(5着)を相手にしない完勝を収めた。古馬と対戦した前走のエルムSで4着に敗れたが、ダート初黒星の1戦だけで評価は下げられない。
長所はスピードの持続力。早めに抜け出してリードをキープし、惰性で押し切る競馬が合っている。2、3走前は新潟の1800メートルを2戦続けて1分49秒5のレコードタイムで駆け抜けた。その時の上がりタイムは、ともにメンバー最速ではあったが37秒2。道中スローペースで、36秒3の脚を使っても切れ負けした前走は結果的には大事に乗りすぎた感もある。前2戦より1秒9も走破時計が落ちたことを考えると、夏場の連戦の疲れもあったかもしれない。
その点今回は短期放牧を挟んで、うまくリフレッシュが図れた。59キロを背負うサクセスブロッケンが早めに仕掛ける展開とみれば、前走のような瞬発力勝負にもならないだろう。レコードをたたき出すスピードのある馬に、初マイルへの戸惑いを問うのも不自然というもの。牝馬のラヴェリータを除けば他の3歳より軽い55キロも有利な材料。好位で流れに乗って、直線抜け出しを決める。
相手はエルムSを制したマチカネニホンバレ。4戦4勝の東京巧者で、中間の力強い動きをみても2走前のようなポカも考えづらい。たたき合いの形で勝負根性を発揮する展開なら怖い。G1馬サクセスブロッケンは59キロがどうかだが、たたいた上積みと底力を考えると、あっさり克服してもおかしくない。馬単(15)=(11)、(15)=(12)、(15)(5)、(15)(8)、(15)(9)、(15)(10)、(15)(14)。
[2009年11月7日8時49分 紙面から]
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