エスポ佐藤が極上仕上げ/フェブラリーS
<フェブラリーS:追い切り>
ダート王の座は譲らない。G1・4連勝を狙う最優秀ダート馬エスポワールシチー(牡5、栗東・安達)が17日、Cウッドコースで追い切られ、佐藤哲三騎手(39)は前走JCダート同様の状態を保証した。また連覇がかかるサクセスブロッケンの内田博幸騎手(39)は今週復帰が正式に決まり、限定1クラに魂を込める。
エスポワールシチーの「お任せ仕上げ」を託された佐藤は、半マイル標からピッチを上げた。それまでのゆったりした走りから、一気に速いラップに突入。そのままゴールまで加速させてフィニッシュした。馬体を沈めてラスト1ハロン11秒6はさすがの迫力だが、ジョッキーの狙いは本番に向けての息づくり。「半マイルを意識して。ちょっと息をつくっておきたかった」と話した。
JCダートの追い切りは6ハロンから85秒7-69秒4-54秒2-39秒5-11秒8。テンの入り方やラスト1ハロンは今回と似ているが、半マイルでは3秒以上速い。普段は直線までフワッと乗ることが多いが、この日は速いラップを持続させることで、心肺に負荷をかけた。追い切り後は厩舎に帰っていく馬の後ろ姿をしばし眺め、「すごいトモになっているなと思って。手応えも良かった」と目を細めた。
1週前は気持ちをピリッとさせるため、坂路でムチを入れてビシッと追った。これも主戦の判断。休み明けとはいえ、相棒を最高の状態に導くすべは知り尽くしている。「だいぶイメージに近くなってきた。ゆくゆくはもうワンランク上げるにはどうすればいいかを考えていくが、今回はJCダートと同じような感じ」。2着シルクメビウスに3馬身半差の圧勝を演じた前走時並みの出来に自信を見せる。G1初参戦だった昨年は4着に敗れたが、今や誰もが認めるダート王者。連勝は簡単には止まりそうもない。【高木一成】
[2010年2月18日7時50分 紙面から]
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