伸びしろあるブルームーン狙う/中山牝馬S
<高木一成の読み切った!!:中山牝馬S>
中山6日目のメーンは古馬牝馬による中山牝馬S(G3)。3連単マスター高木一成は、愛知杯で見どころがあったニシノブルームーンを狙った。得意の中山で53キロの軽量を生かす。
ニシノブルームーンを狙う。一般的に、自分の得意パターンの競馬にならなかった時にも崩れなかったレースは、力をつけているひとつの目安になる。前走愛知杯はそんな感じだった。昨春の3連勝は好位からしぶとく粘ってそれぞれ首、鼻、首差の接戦を制してのもの。本来は先行して勝負根性を生かすのが持ち味だが、愛知杯は控える競馬で瞬発力を発揮した。上がりタイムは34秒4で、3着メイショウベルーガや4着ヒカルアマランサスなど決め手勝負型の馬(34秒3)と遜色(そんしょく)ない脚を使った。切れ味も出てきたということだろう。
タニノギムレット産駒の6歳牝馬といえば、先日引退が決まったウオッカと同じだが、ウオッカが3度のドバイ遠征を含めて26走したのに対して、こちらは約1年の長期休養もあってまだ15走。実際、伸びしろがあってもおかしくない。前走は大外枠で折り合いを考慮した分、控える競馬になったが、この枠なら得意の先行策で勝負できる。マーメイドS2着、愛知杯5着の実績からも牝馬限定のG3はもう射程圏。4戦3勝と得意の中山で、53キロも有利な材料だ。重賞初制覇の可能性は高い。
相手は混戦模様。引退戦のザレマも出来は良さそうだが、もっと気になるのが同厩舎のブラボーデイジー。ヴィクトリアマイルでウオッカの2着があることを考えれば、スムーズな先行策で巻き返しがあっていい。昨春はブエナビスタ、レッドディザイアに次ぐ世代3番目の存在だったジェルミナルも侮れない。馬単(3)=(14)、(3)=(8)、(3)(16)、(3)(4)、(3)(12)、(3)(13)。
[2010年3月14日8時35分 紙面から]
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