サッカー女子日本代表のなでしこジャパンが9日、中部国際空港着の航空機で東アジア杯が開催されていた中国・武漢から帰国した。

 空港には居合わせたファンも含め一時は300人近くが、なでしこを出迎えようと到着口に集まった。だが、入国審査や手荷物受け取りに手間取ったのか、選手が姿を見せたのは飛行機が到着してから約1時間後で、集まったサポーターの半数近くが帰ってしまった。

 選手は元気そうな笑顔でサポーターの出迎えに応じ、佐々木則夫監督は1番最後に到着口に現れた。

 なでしこは、大会の最終戦となった前日8日の開催国・中国戦で、ようやく初勝利。1勝2敗という不本意な成績に、佐々木監督は「結果としては残念なのは間違いない。できたこともあるが、課題の方が多かった。しかし(新戦力の)成長も見られたので、今後を考えると、実のある大会だった」と振り返った。