パラリンピック初出場へ世界ランク9位の日本は、同12位のイランと0-0で引き分け、リオへの可能性を残した。

 序盤はイランの個人技とフィジカルに圧倒されたが、徐々に盛り返した。前半終了間際にMF黒田智成(36)が強烈なシュートを放つなど、盛り返した。後半は日本ペース。黒田らがドリブルで切れ込みチャンスを作るが決め切れなかった。黒田は「勝たないといけない試合だった。攻めていても引き分けという結果は悔しい」とうつむいた。

 ただ残り3試合を全勝なら可能性はあり「とにかく点を取ること。点を取って勝ちたい」。2試合ともに無得点だけに、初ゴールをちかった。

 MF川村怜(25)は「決め切れなかったのは力不足。可能性を信じて勝ち点を重ねたい」と話した。

 リオデジャネイロ・パラリンピックの出場条件は2位以内。日本が初戦で0-1で敗れた中国は、第2戦の韓国戦で1-0で勝利しており2連勝。日本は4日、韓国と対戦する。