広島のFW浅野拓磨(21)が順当に、リオ五輪代表メンバーに選出された。1日は午前中に調整し、午後から広島市内のホテルで会見。浅野は「危機感を持っていたので、選出されて率直にうれしいです」と笑顔を見せた。吉報はクラブの寮で知ったといい「お母さんに電話をして『ありがとう』と伝えたら、喜んでくれた」と明かした。

 五輪での目標を問われると「チームとしてはメダルを目標にして、この世代の立ち上げからやってきました。その目標を達成したい」とメダル獲得を約束。その上で「五輪で活躍するためには、目の前のことを100%でやることが自信につながる。1日、1日を全力で頑張っていきたい。そして、五輪を終えて日本に帰ってきた時に、日本国民全員が笑顔になれるように頑張ってきたいです」と話した。

 会見にはオーバーエージ(OA=年齢制限外)で五輪の舞台に立つ広島で先輩のDF塩谷も同席した。浅野は「僕の動きだしを塩君(塩谷)はいつも見てくれている。その信頼はある。逆に塩君も攻撃参加してくるので、その時は自分もパスを出してゴールを取ってもらいたい」と得点演出をイメージ。広島コンビで、リオで旋風を巻き起こす。