日本代表FW乾貴士(28)が28日、2得点を挙げたバルセロナ戦(22日)で右足首を捻挫していたことを明かした。

 「2点目のシュートを打った時の着地で痛めたと思う。その時は分からなかったけど、後で走っていて痛いなと思った」と話した。

 練習前にはハリルホジッチ監督と状態の確認などで話し込んだ。それでも、走り込みやパス交換など、この日の練習メニューはすべてこなし「問題なくできていると思う。多少痛くても、やりたいと思っている」と意気込みを語った。

 バルセロナから初めてゴールを奪った日本人とあって、注目度も高まっている。バルセロナ戦を振り返り「点を取っても(バルセロナの本拠地)カンプノウがシーンとなっていた」と、一時は2点のリードを奪う連続ゴールで、敵地のサポーターを黙らせた記憶は鮮明に残っているという。

 そんな手土産を持参しての2年2カ月ぶりの代表復帰だけに「すごく楽しみ。久しぶりに会う選手もいるし、そういう選手とサッカーをできるのは楽しい」と、負傷を気にする様子もなく、前向きに話した。