<国際親善試合:日本0-1ウズベキスタン>◇26日◇タシケント

 

 アウェー戦の立ち上がりで日本は慎重になったのか、ウズベキスタンの攻勢をまともに受けた。前半13分、相手に細かくパスをつながれ失点。まずい試合への入り方が響き、この1点が最後まで重くのしかかった。

 このチームに初選出されたGK権田、MF米本(ともに東京)ら所属クラブで主軸を担う選手が先発した。大学生やJリーグの各クラブの控え選手が中心だった昨年11月の広州アジア大会に比べ、関塚監督は「Jでも実績ある選手たちだし、チームをスケールアップさせてくれる」と期待を寄せていた。しかし、実力派の新顔たちも劣勢を挽回できなかった。

 後半途中から出場した永井や宇佐美の攻撃陣も、局面を打開することはできなかった。関塚監督は「ペナルティーエリアの近くまでは行けたが、そこから先の決定力がなかった」と敗因を挙げた。

 五輪予選でも想定される中央アジア勢とのアウェー戦。予選を前にした日本にとっては課題を突きつけられる黒星となった。