<アジア杯:日本4-0パレスチナ>◇1次リーグD組◇12日◇ニューカッスル

 初出場のパレスチナは苦いアジア杯デビューとなった。

 前線で起点をつくれずに防戦一方となり、前半だけで3失点。ハサン監督はハーフタイムに「0-0だと思ってやろう」と選手を励ましたが、後半立ち上がりに4点目を許した。

 終盤はGKサレハが好セーブを見せるなど意地は見せ、試合後は観客から拍手で健闘をたたえられた。イスラエルとの対立を乗り越えて立った舞台。監督は「オーストラリアでわれわれの旗が振られ、歌が流れた。言葉にできないほど誇らしい」と感慨深そうに話した。