昨年11月に脳梗塞(こうそく)で倒れ日本代表監督を退任していたイビチャ・オシム氏(67)が日本サッカー協会のアドバイザーに就任することが16日、明らかになった。15日に東京・文京区のJFAで行われた同協会の理事会で正式に決まった。近日中にもオシム氏出席での記者会見で発表される予定。経験と実績に基づいたサッカー観で、日本サッカーに大きな影響を与えたオシム氏に、今後も若年層の指導、指導者の育成まで幅広くアドバイスを求めていく。契約は当面年内までだが、随時更新していく契約になる見通し。仮にオシム氏が欧州に生活の拠点を移した際も、欧州サッカーの動きを日本に伝えるだけでなく、日本代表が欧州に遠征した時のサポートなど多岐にわたる貢献が期待される。