日本代表の岡田武史監督(51)が恩師にW杯出場をあらためて誓った。6月2日に死去した日本協会の長沼健最高顧問(享年77)の「お別れの会」が18日、都内ホテルで行われた。川淵名誉会長、犬飼会長や「日本サッカーの父」と呼ばれるデッドマール・クラマー氏ら約700人が出席。岡田監督は出席後に、長沼氏との思い出を語った。

 「オマーン戦の翌日の朝(6月3日)にご遺体に会わせてもらい、向かい合った。W杯出場を必ず取りますと話してきた」。棺の中で代表ユニホームを着ていたという長沼氏との最後の対面を振り返った。一番印象に残ったことに97年W杯予選途中で監督に就任した時に受けたサポートぶりを挙げ「健さんの生き方には勉強させられた。一番、腹が据わっていたんじゃないか」と人間としての器の大きさを感じ、最後のお別れをした。