岡田ジャパンが8月下旬に予定されているバーレーン対UAE(アラブ首長国連邦)の親善試合の視察へスタッフを派遣することが3日、分かった。協会関係者はこの日、W杯アジア最終予選の初戦バーレーン戦(9月6日、アウェー)へ向け、対戦国の情報収集が順調に進んでいることを明らかにした上で「おそらくバーレーンとUAEの試合にはスタッフを派遣することになるだろう。本番直前の試合でもあり、レギュラークラスを見る上では非常に貴重な試合。対戦相手も実力国のUAEだけに興味深い」と、偵察の重要性を強調した。

 注目のカードは8月29日に組まれる予定。ただし時間、場所は未定で、試合直前まで公表されない可能性が高い。W杯予選が佳境に入ると、特に中東の国は情報漏れの阻止へ異常なまでの執念を見せる。日本も3月の3次予選では、主力MFサルミーンがスタメン起用されるかギリギリまで判断できなかった苦い経験がある。手の内は分かっているバーレーンだが、岡田ジャパンは万全の準備を尽くす。