MF沢穂希(32)らINACの日本代表メンバーは15日、17日からの代表合宿に備えて遠征先の韓国から帰国した。帰国後の沢の第一声は「日本では何か特別なことありましたか?」。W杯優勝後は試合や練習の合間をぬって取材対応をするなど、人気タレント並みの過密日程だったため、今遠征では日本の情報を完全シャットアウトしてサッカーに集中したという。

 ガーナ代表との練習試合が急きょキャンセルされるハプニングもあったが、ともに7人の代表選手を擁す韓国、中国の強豪クラブチームとの試合で“仮想五輪予選”も経験。FW川澄は「エステとかできなかったんですよ~」と悔しがったが、食事や買い物に出掛けるなど日本では困難になりつつあるプライベートな時間もつくれ、心身ともにリラックスした。2日間のオフを挟み、五輪予選モードに切り替わる。「気分転換もできたので、いよいよって感じ」と沢。充電は完了した。【鎌田直秀】